7月の食事会のご報告
こんにちは。
梅雨明けして、本格的な夏の到来ですね。
先日、食事会を行いましたので、その一部を御紹介します。
夏野菜を使用したメニューが登場しました!
写真左上は『漬けマグロ 叩きオクラがけ』です。茹でてから細かく叩いて粘りをだしたオクラが、
まるで山芋のようでした。
オクラは水溶性食物繊維が豊富で、食後の血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる働きがあります。
写真右上の『茄子の揚げ浸し』は、なすを揚げて一度油抜きをしてから漬け汁に浸しているので、
油っぽさはありません。
食事会に参加した患者さんから、「食事に興味をもった」「家の味付けは濃いことがわかった」
「家ではおかずを食べ過ぎていることに気付いた」などの感想を頂きました。
普段の食事を見直すきっかけになったり、新たな料理の発見をしたり・・・
食事会が、食事療法に取り組む励みになっていただけると嬉しいです。
6月の食事会のご報告。
補食と間食の違い
皆様、こんにちは。
ジメジメ蒸し暑い日が続きますが、体調を崩されていませんか?
食事相談のひとコマで、昼食前に低血糖が起きやすい糖尿病患者さんに、補食についてお話させていただきました。
「補食」とは、糖尿病の治療中に起こる低血糖の対処や予防のために、1日の指示エネルギー以外にとるものをいいます。
この患者さんが低血糖をおこす要因として、朝食の量がいつもより少なかったとき、活動量がいつもより多かったとき、食事の間隔があいたとき・・・などが考えられます。
そこで、やむを得ず活動量が多くなることや、次の食事が遅くなることがわかっているときには、
低血糖予防のために前もって炭水化物を含む80キロカロリー程度の食べ物(小おにぎり1個やビスケット3枚程度)を補食として食べておきましょうとお伝えしました。
このように、治療の一環で、低血糖予防のために補食が必要な場合があります。
一方で、「間食」は、おやつと思われる方がいらっしゃると思いますが、糖尿病の食事療法では1日の指示エネルギーの範囲内で、3食以外で食事と食事の間にとる食事のことを指します。
例えば、お菓子だけでなくパン、果物であっても間食です。
低血糖予防の補食とは違うので、血糖コントロールが乱れないように、間食は量を控えめにしてお付き合いできるといいですね。