2016年度 第5回目の食事会
本日、年内最後の食事会を行いました。
ちりめんごはん、えび真丈の吸い物、海老芋や焼き栗など秋の味覚を取り入れたお料理を
紅葉の映像と共に味わって頂きました。
新米の季節。
ほかほかのごはんは、美味しいですよね。
料理人から、「ごはんをお茶碗によそうときは、一度にたくさんではなく、数回に分け、
ふわっと空気を含ませるように」とアドバイスをいただきました。
同じ量のごはんでも、ふわっとよそうことで、ボリュームアップに!?
【参加された方の感想】
● ごはん茶碗の大きさや形や色によって、ボリュームが違って見えるということに気付いた。
● 一人で食べると早食いになるが、皆と話しながら食べるとゆっくり食べられる。
● 始めは少し物足りない食事量だと思っていたが、汁物や野菜料理から食べることで、
ごはんを食べ終える頃には満腹感が得られた。
● ついつい洗い物を少なくしようと、お皿の数を減らしがちだが、食器にこだわると目で満足できますね。
食事会に初めて参加された方、久しぶりに参加された方、何度も参加されている方。
皆さんそれぞれに気付き・学びがあったようです。
食事を終えた後の皆さんの笑顔が印象的でした。
来年の食事会の日程は未定ですが、楽しみに待っていてくださいね。
受付にも秋の気配を
栗
「栗拾いに行きます」
「頂き物の栗がいっぱいあるけど、糖分が多いので遠慮しながら食べないとね」
と、お話してくださる患者さん。
「栗ご飯を作りたいけど、ごはんの量を減らしたほうがいいですか?」
という質問も。
今回のテーマは、『 栗 』 。
栗ごはん、栗の渋皮煮など、どのような食べ方がお好きですか?
栗は、炭水化物(糖質)が多い食品です。
穀物(ごはん・パン・めん)、いも、炭水化物の多い野菜(かぼちゃ・とうもろこし・れんこんなど)、
豆(大豆を除く)と同じように、でんぷんが多く含まれます。
※でんぷんは消化酵素によって、100%ブドウ糖に分解されるため、血糖値を上げます。
栗の1単位(80kcal)あたりの量は、
● くり50g(中くらい4個。大きめだと3個) / 糖質16.4g
● 甘ぐり40g(4~7個) / 糖質16.0g
となります。
お砂糖不使用の甘ぐりでも、十分甘いですよね。
甘ぐり、焼き芋など、焼くと糖分が増すようです。
ちなみに、
●ごはん50g(市販の三角おにぎり約半分) / 糖質18.4g
●さつま芋60g(卵くらいの大きさ1個) / 糖質17.5g
●じゃが芋110g(中1個) / 糖質18.0g
がそれぞれ1単位(80kcal)です。
栗ごはんにすると、ついついごはんが進む方もいらっしゃるかもしれませんね。
食べ過ぎたときは、散歩に出かけましょう!!!
2016年度 第4回目の食事会
夏の疲れや季節の変わり目で、体調を崩されていませんか?
先日、食事会を行いました。
今回の主食は、『鶏肉とごぼうの炊き込みごはん』でした。
ゴボウは笹がきにし、噛み応えアップで早食い防止に。
ゴボウや粉山椒の香りが加わって、薄味でも美味しく食べられます。
食事会で、皆さんがどの料理から食べ始めるか、しばし、ウォッチング。
最初に、ごはんを食べる方。
お汁、野菜料理から先に食べる方。
特に気にせず、食べたいものから食べる方・・・色々なパターンがありました。
野菜をごはんより先に食べると、食物繊維の働きによって、小腸で糖の吸収が穏やかになり、
血糖値の急上昇が抑えられることは、ご存知の方が多いと思います。
さらに、ごはんの前に肉や魚を食べると、胃の運動が緩やかになり、
食後の血糖値上昇を抑えられることもわかっています。
つまり、同じメニューであっても
最初に野菜 ⇒ 次に肉や魚 ⇒ 最後にごはん
という順番に食べれば、より効果的に食後の血糖値の急上昇を抑えられるということになります。
食べる順番を意識されていない方。
今日の食事から、食べる順番を意識して食後血糖値の急上昇を改善したいですね!
“ベジファースト”を合言葉に、周りの人も巻き込みましょう♪
※ベジファースト・・・ベジタブルファーストの略。最初に野菜を食べる食事法のこと。