医療法人社団福山市 糖尿病内科 | 渡邉内科クリニック
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Q&A 第19回 〈高コレステロール血症と動脈硬化 〜前編〜〉

2010年12月24日

動脈硬化とは、動脈の壁が厚くなり、内腔が狭まり、最終的に血流が遮断されることにより、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こします。
糖尿病の患者さんは高血圧、脂質異常を合併することが多いのですが、これらの合併症が動脈硬化を進展させる過程は異なります。

 糖尿病による糖尿病性ストレスや高血圧による高血圧性ストレスは、基本的には、血管を硬くし、血管壁を肥厚させて、血管内腔を狭くしていく作用が主であるのに対し(図1)、高コレステロール血症による高コレステロール性ストレスは、動脈壁内に変性したコレステロールが沈着し、粥腫あるいはプラークと呼ばれるものが、血管内腔に向かって盛り上がっていきます(図2)。

 糖尿病や高血圧単独でも発症する、ある種の脳梗塞(ラクナ梗塞)は、非常に細い血管で起こる脳梗塞ですので、プラークなしでも血管が詰まりますが、心臓の血管のような太い血管は、内腔が細くなるだけでは、血管が詰まりにくい、ということは、(図1)から容易に想像できると思います。
血糖が非常に高くても、脂質管理さえ完璧ならば、心筋梗塞などの合併症を全く起こさない人が稀に存在する理由もここにあると思われます。

 一方、コレステロールは、コレステロール値が高いだけで太い血管でも梗塞を起こしてしまうことは、(図2)から明らかですし、実際多くの臨床試験において、高コレステロール血症こそが心筋梗塞のリスクを最も上昇させる、ということが既に証明されているのです。

 <次号に続く>

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