補食と間食の違い

皆様、こんにちは。

ジメジメ蒸し暑い日が続きますが、体調を崩されていませんか?

 

食事相談のひとコマで、昼食前に低血糖が起きやすい糖尿病患者さんに、補食についてお話させていただきました。

「補食」とは、糖尿病の治療中に起こる低血糖の対処や予防のために、1日の指示エネルギー以外にとるものをいいます。

この患者さんが低血糖をおこす要因として、朝食の量がいつもより少なかったとき、活動量がいつもより多かったとき、食事の間隔があいたとき・・・などが考えられます。

そこで、やむを得ず活動量が多くなることや、次の食事が遅くなることがわかっているときには、

低血糖予防のために前もって炭水化物を含む80キロカロリー程度の食べ物(小おにぎり1個やビスケット3枚程度)を補食として食べておきましょうとお伝えしました。

このように、治療の一環で、低血糖予防のために補食が必要な場合があります。

 

一方で、「間食」は、おやつと思われる方がいらっしゃると思いますが、糖尿病の食事療法では1日の指示エネルギーの範囲内で、3食以外で食事と食事の間にとる食事のことを指します。

例えば、お菓子だけでなくパン、果物であっても間食です。

低血糖予防の補食とは違うので、血糖コントロールが乱れないように、間食は量を控えめにしてお付き合いできるといいですね。

 

 

ブログホームへ